「おみくじってこんな風にも使えるんだ!」と私たちスタッフも楽しんでしまった、とっても素敵なおみくじをご紹介させてください。「おみくじ=運勢の文章を読むもの」という構造を見事に活かした、その名も「おみくじ小説」です!東京文学フリマ42や、大学の文化祭のブースで販売されたこちらの企画。ご依頼いただいたのは、著者の伊豫冬馬(いよ とうま)さまです。 お写真をぜひご覧ください。なんと、おみくじを引くための箱までご自身で自作されたとのこと!(この箱のレベルの高さにも本当に驚いています…!)① 折り畳みを活かした「開きながら続きを読む」楽しさこのおみくじ小説、ただ文章が印刷されているだけではありません。 おみくじ特有の「折り畳まれている」という形を最大限に活かし、ペラッ、ペラッと開いていくごとに物語が進み、表面と裏面で一つの短編小説が完結するようになっていて、「裏面につづく」の仕掛けが早く裏面を開きたくなっちゃいます。本のようなページものではないけれど、少しずつ開きながら続きを読むドキドキ感。そして「大吉」や「中吉」といった運勢とともに、「今回はどんな物語に出逢えるのかな?」とワクワクしながら引きたくなるおみくじです。② 制限文字数に合わせて書き上げるさすがの筆力!そして何より私が個人的に驚いたのが、伊豫さまの「筆力」です。制作前に「おみくじには大体何文字くらい入りますか?」というやり取りをさせていただいたのですが、大まかな文字数をお伝えした数日後には、なんときっちり文字数に合わせておみくじテンプレートに当てはめられた「10編の短編小説」が送られてきたのです!決められた文字数・レイアウトに合わせて、表裏で完結する物語を複数書き上げるというのは、簡単なことではないと思うのです(私には小説は書けませんが、文章を書く機会は多いので、文字数に合わせる難しさは多少は分かるつもりでいます)。短期間で仕上げて下さった伊豫さまの筆力に驚かされました。③ 本を知ってもらうキッカケづくり伊豫さまは今回、ご自身の自費出版本をたくさんの方に知ってもらうキッカケとして、このおみくじ小説を企画されたそうです。 「おみくじ」という誰もが親しみやすい形にすることで、ブースの前を通る方も思わず足を止めて引いてみたくなりますよね。そして結果として、ご用意されていた自費出版本もすべて完売されたと伺いました! ご自身の作品の魅力をご自身のアイデアでしっかりと広げられた成果をお伺いできて本当に嬉しかったです(少しでもそのお役に立てたのなら、こんなに幸せなことはありません!)。「おみくじ」の新しい可能性と、物語に出逢う楽しさを教えてくださった伊豫さま、本当にありがとうございました。これからのご活動も、スタッフ一同心より応援しております!▶伊豫冬馬さまのnote https://note.com/iyotohma▶伊豫冬馬さまのInstagram https://www.instagram.com/iyotohma_writer/誰でも簡単に作れるおみくじ屋さん オリジナルおみくじ製作所 代表マキヤより