おみくじの元祖ってご存知ですか?お寺系だと【元三大師】さまという方が作ったものと言われています。919~985年を生きた比叡山の高僧です。日本のおみくじは1000年以上も前におみくじができたのですね。元三大師さまが作ったのは「五言四句(20文字の漢詩というものでしょうか)」からなる100種類の籤。悩みを抱えた人が訪れたらこれを1枚引いて、漢詩をその人のために読みといていたそうです。漢詩そのままを受け取るのではなくて、元三大師さまが解釈を加えて伝えていたという事。今のおみくじのスタイルではなくて、出た相を元にリーディングするという意味では、タロットような感じだったと推測されます(違ったらすみません。あくまでも私の現時点での解釈です)。そして、吉凶の運勢の割合ですが…↑こちらは素材の写真です凶が多いんです。なんと今日の比率は30%!私の勝手な解釈ですが、運勢の「良し悪し」ではなく、「慎んで行動しなさいよ」と読み解きお伝えすることが多かったのではないか。もしくは、悩んで訪れる位だから必然的に「凶」であることが多かったのではないかと想像しています。ともあれ、この漢詩を当時、元三大師さまがどう読み解いていたのかは分かりません。おそらくは悩んできた方それぞれに違う伝え方をしていたはずですから。現代のおみくじは、形式が違います。紙に書かれた文言を、引いた本人が読んで受け取る形式ですので、分かりやすく読めるように表現されています。と言っても、結構難しい表現だったりしますね。弊社もここに踏み込むことになりそうです。遂に。できるだけ資料を集め、元三大師さまがどのようなことを伝えたかったか、現代でも分かりやすく表現をしようと考えております。もし、どこかでのお寺さまで、弊社の手掛けたおみくじと出逢って頂けたら幸いでございます。オリジナルおみくじ製作所代表マキヤより